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貴重な原木を探し回るプロジェクト

沖縄の伝統と魂を映し出す三線を東京で販売しております。貴重な沖縄県産の棹材を使用し、熟練の職人が一つ一つ丁寧に手作業で製作しています。黒ゆし木や島くるちなど、時間をかけて育まれた木材は、温かみのある音色を奏でます。これらの材料は、沖縄の豊かな自然と文化の象徴であり、それを用いた三線は、単なる楽器を超えた芸術品です。

現在市場に出回っている三線の棹材のくるちは、カミゲン、カマゴン、縞黒壇などの東南アジア産のものが多く、琉球黒檀や八重山を含む伝統的な島くるちとは異なる素材で製作されています。戦後、経済の成長とともに森林が伐採され、良い心材のゆし木や島クルチが貴重な存在になってしまったからです。特に樹齢が長く黒化した芯を持った黒ゆし木は、年輪、杢目ともに魅力的ですが、なかなか使用できるものではありません。

そこで、沖縄北部を巡って原木を探すプロジェクトを開始し、戦前戦後を生き延びた原木を探しております。その結果、県内で情報が巡り、原木を紹介していただける機会も増えました。赤瓦の古民家の中座の敷居の黒ゆし木や馬小屋の島くるちをいただいたこともあります。島民の温かい心で譲っていただいた原木を活用したワンオフ三線を、東京にて販売しております。一つひとつが職人による手作りなので、この世に同じ商品はありません。

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